【英語で挨拶】「What’s up?」の正しい意味と使い方

私たちが学校で習う英語の挨拶は、「How are you?」や「I am fine, thank you.」ですよね。

でも、このような正式なパターンの会話がなされることは、あまりありません。

英語は挨拶の多い言葉です。「How are you doing?」などの他によく使われるのは「How’s going?」、「What’s up?」、「Hi, hello. What’s new?」などです。

その中でも、「What’s up?」は、親しい間柄あるいは友達になりたいような人に使える言葉です。

今日は、もっともカジュアルな挨拶表現「What’s up?」と簡単な英語の挨拶表現を紹介します。

「What’s up?」の使い方

「What’s up?」は非常にカジュアルな言い方で、非常に親しい間同士で使われ「What is up to?」や「What have you been up to?」の略で、「最近どう?」という意味です。

「whassup」、「wassup」、「wazzup」、「wazup」などと表記され、「ワサップ」や「ワズアップ」などと発音されることもあります。

また、「sup」というスラング表現もあります。

返事は「Not much」、「Not a lot」、「Nothing much」、「Nothing special」など、「特に変わったこともない、別に、まあまあ」という感じです。

もしくは、「Great」、「Okay」、「Good」、「As usual」などと単純でも問題ありません。

とにかく、カジュアルな挨拶なので返事をしてください。

「What’s up?」は「上に何がある?」とも訳せるので、「The Sky」(空)と答えるのは、使い古された親父ギャグのようなジョークで、あまり使い過ぎると相手に恥ずかしい思いをさせます。

電話での応答として、親しい友人が電話してきたら「Hey, what’s up?」などとも言えます。

いろいろな状況で気軽に使える言葉です。

「What’s up?」の由来

英語 挨拶
「What’s up?」の歴史を調べてみると、19世紀前半ごろから登場します。

この言葉が広まったのは、1940年代のバックスバニーという漫画でのセリフ、「What’s up Doc?」からです。

1972年には映画『What’s up, Doc?』が作られています。
邦題『おかしなおかしな大追跡

1999年から2002年にかけての、アメリカのビール会社バドワイザーの「Whassup?キャンペーン」では若者がスポーツを見ながら、ビールを飲み「Whassup?」と友達に電話をかけるなどのコマーシャルは話題になりました。

今では、気軽な挨拶Helloの代わりに電話で使うなど、いろいろな使い方ができます。

その他の英語での挨拶まとめ

英語 挨拶
英語は挨拶の多い言葉です。

われわれが学校で習った、「Hello」や「Good morning」以外にもたくさんあるので、まとめてみました。

Morning

Good morningのカジュアル形です。

Hi!

Hi! は非常にカジュアルな挨拶で、友達に使ってください。

日本語の「はい」とはもちろん発音が違います。

「Hey, man!」は男性に対して、もっとカジュアルな挨拶です。

How are you doing?

「How are you?」をカジュアルにした形で、非常にポピュラーです。

「What’s new?」, 「What’s going on?」

「What’s up?」ほどポピュラーではありませんが、親友同士の挨拶です。

How’s everything?

ランチタイムなどで、会話のきっかけをつかみたい時に、使えます。

How’s your day (going)?も同様です。

Howdy!

グーグルで、Howdyで調べるとトップにテキサスA&M大学の公式の挨拶と出てきます。

テキサス出身の人にあったら、ぜひ使ってみてください。

返事の仕方

英語 挨拶
以上のような挨拶をされたときに、よく使われるフレーズを紹介します。

Not bad

悪くはないよ。「悪い」よりましということです。

Fine

肯定的な当たり障りのない言葉です。

Good

goodもよく使われます。prettyをつけるとかなり良いになります。

Okay

オーケーは挨拶でも使われます。

All right

All rightは、「大丈夫、問題ないよ」みたいな感じです。

Excellent

非常に良いという意味ですので、かなり肯定的です。

Great

goodよりは元気の度合いが強くなります。

couldn’t be better.

「これ以上の幸せはないね、最高だよ」です。

この挨拶をされたらこの返事をするというルールはないので、上の言葉を使い笑顔で明るい態度で返事をしましょう。

明るく元気に挨拶と返事

英語 挨拶
英語は挨拶の多い言葉ですが、日本文化のように挨拶に礼儀正しさや上下関係の確認を求める文化は強くありません。

あくまでも、「親しさの表現、話をしようよ」という意思表示です。

見知らぬ人でも、気軽に挨拶しても問題ありません。

それぞれの言葉に丁寧さの違いや状況により使わない方がいい言葉はありますが、大事なことはいつも明るく笑顔で挨拶をしようということです。