【スラング英語の教科書】「xoxo」の正しい意味と使い方

最近、メールやチャット、SNSなどで「XOXO」という文字をよく見かけます。

日本では楽曲のタイトルやTシャツのデザインなどでもよく目にします。

みなさんはこの「XOXO」の意味や使い方をご存知でしょうか?

「XOXO」の正しい意味

これは「Hugs and Kisses」(ハグとキス)を意味しており、親しい間柄の人にのみ使われる言葉です

「X」はキスを意味し、「O」はハグを意味します。

「Hugs and Kisses」の通り、「OXOX」と使う人もいますがどちらも意味は同じです。

更に「XXXX」とキスばっかりたくさん使う人もいます。

なぜ「X」がキスで、「O」がハグを意味するのか説明すると、「X」は二つの唇が重なっているように見えるからだそうです。

そんな風には見えないという方のために今から詳しく説明します。

“>”これを一つの唇として考えてみてください。
イメージがわきにくい方は、ペンギンなど鳥のくちばしをイメージするといいかもしれません。
そしてもう一つの唇を”<“と見立てます。
すると、”><“となり、だんだん「X」に見えてきませんか?

もしくは、単純に「x」の発音と「kiss」の発音が似ているからという説もあります。

そして「O」ですが、これは二人の人物が抱きしめあっているように見えるからだそうです。

「O」をハグに見立てる方法ですが、”(”は手を広げている人を上から見ている状態だと考えてください。※この人は右を向いています。
逆に、左を向いている人は”)”になりますよね。
そして”(”と”)”をくっつけると”()”となり「O」という風になります。

絵文字文化のある日本人にとっては、こういった文字を何かの動作として見立てるのには結構時間が掛かるかもしれません。

しかし、外国人と交流するためには、こういった表現を覚えておくと、さらに仲良くなれるかもしれませんよ。

「X」と「O」の歴史

xoxo 意味
XとOが文末に使われるようになったのはなにも最近のことではありません。

XとOが使われるようになったのは宗教が絡んでくるようです。

Xの歴史

もともとXは十字架を意味し、それがいつしか十字架にキスという意味に転じて、封筒や手紙の最後にXという文字でサインされるようになりました。

また、当時は識字率も低く、読み書きのできない人はたくさんいました。

そこで、読み書きのできない人たちは重要な書類などには、書くのが簡単な「X」を記し、約束しますよ、約束は破りませんよといった形で使われていました。

Oの歴史

Oはユダヤ教のシンボルのダビデの星に由来します。

中世、まだアメリカが植民地だったころには数多くの移民が押し寄せ、多種多様な文化が浸透していきました。

そんな時にユダヤ系の移民がOをXの変わりとして使い出したのが始まりだと言われています。

XとOの歴史は意外と長いのです。

XOXOの正しい使い方

「XOXO」の意味と歴史がわかったところで、次は「XOXO」の具体的な使い方をご紹介します。

「XOXO」は主にメールや手紙の結びとして友人や恋人、家族に対して使われています。

ビジネスシーンでは使われませんので、ご注意を!

使う場合は、変わりに「Sincerely」を使いましょう。

例1:Bye, XOXO!
(じゃあね!)

例2:Love ya, XOXO!
(あいしてるよ!)
※ちなみにyaはYouを簡略化したものです。

例3:See you, soon, XOXO.
(近いうちにまた会おうね!)

など、多岐にわたります。

親しい人に使ってみてはいかがでしょうか?

XOXO以外にも親しい人に向けて使える手紙やメールの結びに使える言葉

xoxo 意味
XOXOの他にも手紙やメールの結びに使える言葉はたくさんあります。

いくつかご紹介するので、みなさんもどれか気に入ったものを手紙やメールで使って見てください。

・All my love
これもXOXOと同じく「愛をこめて」といった感じで使えます。

・Lots of love
「たくさんの愛をこめて」といった意味です。

・Love
これは説明不要でしょうかね。

・Cheers
乾杯という意味もありますが、手紙やメールの結びにも使えます。

・Your friend
「君の友達の○○より」といった表現です。

・Yours always
「いつもあなたのものです」といった感じで、恋人だけではなく家族にたいしても使えます。

・Wishing you the best
「応援しています」「幸運を祈ります」といった意味になります。

・Many thanks
「本当にありがとう」といった感じです。

いつもお世話になっている友達などに使ってみるといいかもしれません。

・Regards
親しい人にも、ビジネスの場面でも使えます。

しかし、ビジネスとはいっても、よくやり取りをしている人に対して使うようです。

・Take care
「元気でねっ!」といった感じです。

いかがでしたか?

これらを活用すると、もっとネイティブの方と仲良くなれるかもしれません。

それでは、XOXO!

  • XOXOの意味
  • XとOの歴史は意外と長い
  • XOXOの使い方
  • XOXO以外にもある手紙やメールの結びの言葉