「first」の正しい意味と使い方ー2017年の流行語の◯◯ファーストの英語での使い方

2017年の日本流行語大賞の一つに、「◯◯ファースト」が選ばれました。

トランプ大統領のスローガン”America first”(アメリカ第一)や、小池東京都知事の「都民ファースト」などが日本の政界にも広まりました。

この”first”という言葉、ファーストクラスなど日本語でも使われる言葉ですが、英語ではどのように使われるのでしょうか?

今日は”first”の使い方を紹介します。

firstの正しい意味と使い方

ファースト 使い方

firstは「最初、第一」を表す言葉です。

アメリカの歴史では、第2次世界大戦のアメリカの参戦に反対する組織”The America First Committee”がありました。

外国の戦争に介入したりするのではなく、アメリカの国益優先という意味で使われていた言葉でした。

そして、2017年に大統領に就任したトランプ氏の政治スローガンとして、日本でも広まりました。

英語で”first”は、どのように使われているのでしょうか?

例1
“first aid”は、けが人が出たときなどの、救急箱(first aid kit)、応急措置のことです。

例2
“first lady”は大統領夫人、ファーストレディで日本語にもなっています。

“first family”はその家族です。

例3
“first class”は、飛行機のファーストクラスなど、日本語にもなっています。

英語でも”economy class”「エコノミークラス」(安い席)などと、比較して”first class”と使います。

例4
“first base man “とは、野球の一塁手のこと。

日本では「ファースト」ですが、英語では「ファースト・ベースマン」です。

例5
“ladies first”日本語では「レディー・ファースト」ですが、英語ではladiesと複数形になります。

補足
ファーストフードは日本語にも、なっていますが、別の単語「fast」です。

“fast food”は注文から食べるまでのスピードが早いという意味です。

“first food”というと、赤ちゃんが生まれて最初に食べる食事のイメージです。

2017年の日本の流行語は英語でなんという?

ファースト 使い方
日本の毎年恒例の、日本流行語大賞、「◯◯ファースト」以外にも、今年も多くの言葉が選ばれましたが、いくつかの言葉を英訳してみましょう。

インスタ映え

日本でも大流行のインスタグラム(instagram)、英語でも多くの新語が作られています。

例1
instagenicはphotogenic(写真写りがよい)から来ている、インスタ映えに近い言葉です。

例2
instagrammableはinsgramと接尾語、able が結びついた、インスタに投稿できる、価値ある写真という意味です。

忖度

忖度は日本語でも聞きなれない言葉、「相手の気持ちを推し量ること、推測する」ということだそうです。

英訳は”surmise” “conjecture”などがありますが、”guess”という単語が推測するという意味で最も使われる言葉です。

英訳しにくい言葉ですので、Financial Timesのようにsontakuとそのまま使っている例もあります。

“there is no room for sontaku to take place”(Financial Times インターネット版記事より)

「忖度の働く余地はない」(安倍首相のコメント)

睡眠負債

睡眠の大切さと、不足の危険を警告した言葉です。

睡眠不足は「sleep deprivation」、「lack of sleep」、「shortage of sleep」です。

睡眠負債は、「sleep debt」か「sleet deficit」が英訳です。

プレミアムフライディ

この言葉は英語にはないと言われています。

アメリカでpremium は健康保険の掛け金、”premium economy “は飛行機のエコノミーより良い席などで使われています。

“premium Friday”が午後3時に退社できるということで、”end work at 15:00″など訳語が使われています。

35億

35億は3.5billion. 意外と難しいのが、英語で数字を言うことです。

以下のクイズに答えられるでしょうか?

クイズ1
日本の人口は約1億2千7百万人です。

正解
Japan’s population is approximately one hundred twenty seven million.

クイズ2
東京の人口は、約9百万人です。

正解
Tokyo’s population is approximately nine million.

クイズ3
わが町の人口は1万1千人です。

正解
My city’s population is eleven thousand.

数字を英語で言えるようにしましょう。

世界中で最も検索された英単語は?

毎年、dictionary.com(オンライン辞書)は、”the word of the year”(今年の単語)を選びますが、2017年、選ばれたのは”complicit”という単語でした。

complicit


上のビデオの、イヴァンカ・トランプをネタにした、サタデーナイトライブのコントでひろまりました。

意味は「共謀の、共犯した」ですが、「疑わしい行動に加担する」というニュアンスです。

大半のアメリカ人には、聞きなれない言葉、多くの人が検索しました。


“I will not be complicit or silent”

「(トランプ大統領に)共犯でもなければ、沈黙もしない。」(ジェフ・フレーク上院議員のトランプ大統領批判スピーチ)

これ以外にも,dictionary.comで多く検索された新しい言葉には、以下があります。

antifa

antifaはanti-fascist(反ファシスト)の略です。2017年のトランプ大統領の就任以来、流行した言葉です。

トランプ大統領とその支持者を、ファシスト、人種差別主義者として、それに反対する運動の総称です。

covfefe

トランプ大統領はよくスペルミスをしますが、その一つです。

conference とタイプしようとした?らスペルミス、アメリカのメディアはこの単語の意味?をめぐり大騒ぎになりました。

fidget spinner

日本ではハンドスピナーと呼ばれているおもちゃのことです。

2017年4月あたりから大流行しました。

hygee

デンマーク語が語源の言葉は「快適、素晴らしさ」、欧米の流行語として、「ヒュッゲ」として日本語にもなりました。

英語の発音は、新語のせいか、まだ決まっていない?読めない人も多く、「ヒューガ」「ヒューゲ」などど読まれます。

welp

インターネットスラングの一つで、wellのことです。

2017年、最も検索された曲「Despacito」

この言葉はスペイン語で、「ゆっくり」を表す言葉です。

2017年1月にプエルトリコの歌手ルイス・フォンシがこの言葉をタイトルにし、その曲が大ヒットしました。

ジャスティンビーバーとコラボした歌もあります。

歌詞のはじめの部分を見てみましょう。

(歌詞より)
Come on over in my direction
「こっちに来てよ」

”come on over” は「(自宅など)いる場所に来てよ」の意味です。

(歌詞より)
So thankful for that, it’s such a blessin’, yeah
「そうしてくれたら嬉しいよ、すばらしいことだよ」

”thankful for 〜”は「〜に感謝して」、blessing は「神からの恩恵、恵み」彼女への感謝が強調されています。

(歌詞より)
”Turn every situation into heaven, yeah”
「どんな状況も天国にしてよ」

“turn into”は「〜を変化させるです」

(歌詞より)
“Oh, you are my sunrise on the darkest day”
「君は暗闇の中からの太陽なんだ」

“sunrise”は日の出、”darkest day”は最上級で「一番暗い日」です。

(歌詞より)”Got me feelin’ some kind of way”
「君といると、そんな感じになりはじめる」

“get+人+~ing”は「人に〜始めさせる」です。

(歌詞より)”Make me wanna savor every moment slowly, slowly”
「自分にその瞬間を、ゆっくり、ゆっくり味わせてよ」

”make+人+原型動詞”は「人を〜させる」、savorは「〜をゆっくり味わう」です。

彼女への愛情をラテンの音楽で歌ったいい曲ですね。

まとめ

ファースト 使い方
トランプ大統領のアメリカファーストは、世界のリーダーとしてのアメリカの役割を放棄する、アメリカの世界的責任を放棄する、利己的という批判があります。

残念ながら、利己的なイメージで日本の流行語となったファーストですが、”ladies first”など素晴らしい意味でも使われていました。

プレミアムという言葉も、ファーストと似た意味を持つ、「優先」などの意味もあります。

現段階では日本人以外には通じないプレミアムフライデーも世界に広まる英語になればいいですね。

2017年はアメリカでもトランプ氏関係のネガティブな言葉が流行りましたが、2018年は素晴らしい言葉が世界で流行するといいですね!