「笑」は日本のネット上の会話でよく見かけますが、英語ではなんというのかご存知でしょうか?
アメリカ人はよく「LOL」をツイート、テキストメッセージに使いますが、「LOL」はよく見るインターネットスラングです。
今日はFacebookやTwitterなどで使えるインターネットスラングの代表「LOL」を紹介します。
目次
「LOL」の正しい意味
「LOL」あるいは「lol」は、acronymと呼ばれる省略形で、「Laugh(ing) out loud」(声を出して笑う)、あるいは「lots of laughs」(たくさんの笑い)の意味を持ちます。
「笑」は「ha ha ha」や「smile」、「LMAO(laugh(ing) my ass off)」などでも表せますが、「LOL」が一般的です。
「LOL」の正しい使い方
使い方は日本の「笑」と同じで、文章では伝わらない個人の感情を入れたい時に使います。
「I got hotdog instead of sushi. LOL」
「寿司の代わりにホットドッグもらっちゃった(笑)」
食べたいものを食べられないことを、怒りでなく、笑い、の状態と言い表しています。
「He is my crazy dude. LOL」
「あいつはバカな親友だよ(笑)」
友達をバカにしているのでなく、親しさと、おかしさを強調するために使われてます。
「LOL」は動詞でも使えます。
「LOLed so hard!」
「笑いしたよ」
「LOL」の元々の意味
「LOL」は以前は手紙などで使われていましたが、その時は「lots of love」(たくさんの愛)、「lots of luck」(たくさんの幸運)という意味でした。
「LOL」の「笑」の意味でのインターネットでの使用は1980年代にカナダのカルガリーの大学が最古の記録と言われています。
1990年代のインターネット、携帯電話の普及で、この言葉はテキスト、ソーシャルメディアで大流行しました。
2010年には「Laugh Out Loud」と言うテレビ番組も作られました。
「LOL」は2011年、3月には正式に the Oxford English Dictionaryに加えられています。
いまではセレブのFacebook、Twitter、Instagramなどで大人気のスラングです。
アメリカのセレブ、キム・カーダシアンの2017年4月19日のツイートです。
The flu can be an amazing diet. So happy it came in time for the MET lol.
「風邪はすごいダイエットに違いない。METゲーラ(有名なコスプレパーティー)に間に合ってきてくれて嬉しい!(笑)」
風邪のため、体重が減り、コスプレパーティ用に衣装が着やすくなったことを、笑っています。
「LOL」以外のインターネットスラング
もちろん、「LOL」以外にも多くのスラングがあります。
「OMG」
「Oh my God」のことです。
悲しみ、驚きなどの感情表現に使えます。
参考:OMG
「GN」
「Good Night」です。
深夜のチャットを終わらせたい時は、おやすみなさいで締めくくってください。
「ASAP」
「As Soon As Possible」の略で、できるだけ早くです。
参考:ASAP
「BRB」
「Be Right Back」の略で、「すぐ戻るよ」という意味。
チャットを一旦停止したい時はこのフレーズで。
参考:BRB
「JK」
「Just Kidding」の略で、ちょっとふざけてますという意味。
ちょっとした、ジョークの後に使えます。
決して女子高生ではありません。LOL
「Tnx」
「Thanks」で、ありがとうです。
「BTW」
「By The Way」の略です。
「ところで」と話題を変えたい時に使えます。
参考:BTW
「K」
「Okay」です。
了解、承知などで使えます。
「TY」
「Thank You」の略。
ありがとうです。
「FYI」
「For Your Information」の略で、「参考までに」という意味です。
メールなどを転送するとき、ビジネスでも使えます。
「GM」
「Good Morning」の略です。
「Sry」
「Sorry」の略。
「悪いね」と軽い謝罪表現です。
参考:sorry
「LMK」
「Let Me Know」です。
「教えてね」という意味です。
「zzz」
「Sleeping」で寝ていた時に使います。
「B4」
「Before」の意味です。
4は「fouとfor」と発音できるものの代用として使われます。
「plz」
「please」です。
なぜ、インターネット、スラング省略形を使うのか?
インターネットにより、世界中の人たちと瞬時のコミュニケーションが可能になり、スピードが求められる中、人々は省略形を使うようになりました。
日本語でもスターバックスをスタバと呼ぶのと同じです。
人間同士のコミュニケーションでは顔の表情やジェスチャーは大事ですが、インターネットではそれが伝わりません。
そんなわけで、「LOL」や「OMG」などを会話に入れると、気持ちを伝えられます。
日本語の「笑、汗、涙」などと同じ感覚です。
まとめ
インターネット時代、ビジネスなどではスピードあるコミュニケーションが求められます。
ASAP、FYI、Thxなどは、どんどん使いましょう。
あまりアメリカ人は日本人ほど、文章の丁寧さや、礼儀は気にしないので大丈夫です。
「LOL」はよく使えるフレーズ、何事も明るく考えるアメリカ人、どんどん笑いましょう。