『相棒16』第1話あらすじ&ネタバレ感想 !“特命係潰し”に屈しない「正義」を見せろ

三人の妻を殺した(とされる)平井 陽(中村俊介)の事件を発端として、さまざまな力が交錯していきます。法務省、検察庁、警視庁をも巻き込んでの「特命潰し」に右京(水谷 豊)の選んだ道は?

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自白の強要を理由に訴えられた特命係の二人

相棒16
平井 陽の二番目(実際には三人目だった)の妻が事故死した事をワイドショーで知った杉下右京は、同一人物の前妻も事故死した事を思い出しました。旧知の記者のいる写真週刊誌のバックナンバーを編集部まで見に行って確認する右京の姿を見て、同僚(部下)の冠城 亘(反町隆史)は、右京が「ピン」ときた事を知る事になりました。平井の妻には多額の保険金が掛けられていたのです。

それも、マスコミでは“二人の”と言って騒ぎ始めていましたが、実際には10年前に最初の妻も事故死していた事も判明しました。この事によって、特命係の興味本位的な調査から捜査一課の捜査へと事件の扱いが移り、伊丹刑事(川口和久)と芹沢刑事(山中崇史)が担当する事に。もちろん、特命係の二人も同行して情報収集をはかります。

状況証拠が固められて行き、捜一の二人が任意同行を求めた所、平井は承諾して事情聴取を受けました。そして、犯行を自供しましたが、検察で取り調べを受ける段で「殺してなどいない。自白を強要された」意の供述とともに、顧問弁護士・与謝野慶子(中村ゆり)は所轄署に自白を強要した旨で特命係・捜一の計四名を訴えました。この告訴は、特命係攻撃の序章にすぎない事は後に判明します…。

「特命係包囲網」の相関関係

法務省キャリアで法務事務次官・日下部(榎木孝明)は特命係を潰すいい機会とばかりに策を弄しました。日下部は目をかけていた女性検察官のミスを追求して、辞職に追い込んだ右京を疎ましく思っているのでした。
まずは、キレ者の腹心である田臥検察官(田辺誠一)を担当に据えて調査に乗り出させます。取り調べ中の録画・録音をしないという誓約書に、言葉巧みに署名させた捜一の二人への調査もそこそこに、狙いを特命係に絞って行くのでした。

さらに田臥は、被疑者側の与謝野弁護士に「告訴を検察庁にも」するように勧めます。これによって、検察が直接の指揮を取る事になりました。これは、特命係を捜査から締め出す、田臥の作戦だったのです。
しかし、特命係は「いつものように」独自に捜査を進めようとしています。この行動こそ特命係を“規律違反”で警視庁から追い出すという日下部の狙いだったのです。

一方、警視庁内では衣笠副総監(大杉 蓮)も、杉下とは親族が絡んだ事件の際に遺恨がありました。「機会があれば」と特命係壊滅を企てている一人でもあります。
甲斐峯秋警察庁長官官房付(石坂浩二)をライバル視している傾向も見られて、なかなか“食えない人物”であるとも言えるでしょう。その副総監が、甲斐に対して「特命係を統括下に置いてほしい」と申し出てきました。
おそらくは、責任の所在を甲斐に押し付けて特命係もろとも処分する意向なのはミエミエなのですが他にも裏がありそうです。

こうして特命係は、平井被疑者、田臥指揮官(裏に日下部)、警視庁上層部(反甲斐派)の別方向から狙われたというわけです。

窮地に追い込まれた特命係は…

相棒16
この第1話「検察捜査」は前後編の構成になっています。第1回は、事の経緯を追うのが精一杯で事件の真相までは描ききれませんでした。逆に言うと、それだけストーリーが作り込まれていて深い内容になっているという事です。
この作品の監督は『相棒』初期には助監督をしていた橋本 一です。現場と作品に育てられた演出に、期待せずにはいられません。

次回は、この包囲網の中を特命係がどう(平井の)事件の真相に辿り着くのかが見ものです。「法のもとの正義」をどう貫いて行くのかが、今から楽しみです。

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