「どういたしまして。」と伝えるには英語でどのように言うかご存知ですか?
そんなときに使えるフレーズが“My pleasure.”(マイプレジャー)です。
「学校では”You’re welcome.”って習ったはずだけど…何が違うの?」と思った方も多いと思います。
そこで今回はMy pleasureの意味と使い方をお教えします。
目次
【スラング英語の教科書】My pleasure(マイプレジャー)の意味と正しい使い方
My pleasure(マイプレジャー)の意味
My pleasureは”Thank you.”(ありがとう。)に対する返答で、大まかには「どういたしまして。」の意味です。
ネイティブは「どういたしまして。」の意味で使いますが、”No need to thank me, it was my pleasure to do that for you.” (わたしに感謝なんてしなくていいんだよ、あなたの役に立ててとてもうれしいよ。)という意味の表現から来ているものです。
例 : Thanks for dinner. – My pleasure.
訳 : 夕食をありがとう。 – どういたしまして。
You’re welcome. との違い
基本的に”My pleasure”と同じ意味です。
しかし日本語でも「ありがとう」と言われたとき、「どういたしまして」だけではなく、「いいえ」や「こちらこそ」などと言う時もありますよね。英語でもそのように使い分けます。
My pleasureはネイティブには少し古風で、丁寧な表現に聞こえるようです。フォーマルな場で使うのが良いでしょう。
より丁寧に言いたい場合は、It was my pleasure.とも言うことができます。
英語で「どういたしまして」を伝えるフレーズ7選
丁寧なフレーズ
この2つのフレーズは丁寧に「どういたしまして」を伝えるフレーズです。上司や目上の人と話すときやに使えます。
・My pleasure.
例 : Thank you very much for coming. – My pleasure.
訳 : お越しいただき誠にありがとうございます。 – こちらこそ。
・You’re welcome.
このフレーズは比較的アメリカで多く使われる表現で、イギリスではあまり使われません。
しかし丁寧な表現なので様々な場面で使えて便利です。
例 : Thanks for washing the dog. – You’re welcome.
訳 : 犬を洗ってくれてありがとう。 – どういたしまして。
この2つのフレーズは、丁寧に聞こえる表現なので目上の方にも使いやすい表現です。丁寧さはMy pleasure. > You’re welcome.の順です。フォーマルな場でなくてもよく聞く表現です。
気軽なフレーズ
こちらの5つのフレーズは友達や家族と話すときによく使われる表現です。
You’re welcome.だけでなくこれらのフレーズをサラッと言えるようになるとかっこいいので、どんどん使ってみましょう!
・Anytime.
anytimeは文字通り「いつでも」という意味で、”Thank you.”の返答として使う場合は「いつでも力になるよ」という意味で使われます。
例 : Thanks for the ride. – Anytime.
訳 : 送ってくれてありがとう。 – いつでもどうぞ。
・Don’t mention it.
mentionは言及する、言う、という意味です。
このフレーズを直訳すると「そんなこと言わないで。」となりますが、日本語だと「気にしないで。」という表現と似ています。
例 : Thanks for lendig me a book. – Don’t mention it.
訳 : 本を貸してくれてありがとう。 – 気にしないで。
・No problem.
よく使われるフレーズなのでご存知の方も多いかと思います。「問題ないよ。」という意味です。
友達にはもちろん、知らない人に感謝されたときなどにも使えます。
また、友達同士でふざけて”No problemo.”(ノー・プロブレイモ)とスペイン語風に言う人もいます。
例 : Thanks for your help. – No problem.
訳 : 手伝ってくれてありがとう。 – いいえ。
参考:No Problem
・That’s OK.
例 : Thank you for waiting. – That’s OK.
訳 : 待っててくれてありがとう。- いいんだよ。
・That’s alright.
That’s OK.とThat’s alright.はどちらも意味にほとんど違いはありません。「どういたしまして」の返答としてだけでなく、「ごめんね」の返答など非常に多くの場で使えるフレーズなので覚えておきましょう。
例 : Thanks for the beer. – That’s alright.
訳 : ビールをありがとう。 – どういたしまして。
こちらの5つは気軽に「どういたしまして」と言いたい時に使えるフレーズです。
どのフレーズも「どういたしまして」の意味ですが、日本語に訳すと”Anytime.”は「いつでもどうぞ。」、”Don’t mention it.”は「気にしないで。」、あとの3つは「いいんだよ。」というニュアンスになります。
まとめ
【スラング英語の教科書】My pleasure(マイプレジャー)の意味と正しい使い方
・ My pleasure(マイプレジャー)の意味
・ You’re welcome. との違い
・ 英語で「どういたしまして」を伝えるフレーズ7選