【スラング英語の教科書】「fake」の正しい意味と使い方

トランプ大統領のツイッターは大きな話題になっていますが、彼が多用する言葉に「fake」があります。

日本のマスコミは単純に「偽」と訳しています。

アメリカで流行語になっている、「fake」はアメリカ人との会話で使えます。

今回は「fake」の使い方について紹介します。


「fake」の正しい使い方

「fake」は形容詞、名詞、動詞で使われます。

形容詞

I used a fake I.D.
(偽の身分証明書を使った。)

I believed the fake information.
(私はその偽情報を信じた。)

名詞

The gold is fake.
(この金は偽物だ。)

The reviews on the internet are fake.
(インターネットのレビューは偽だ。)

動詞

He isn’t sick. He is faking it.
(彼は病気ではない。病気のふりをしているのだ。)

The information is faked.
(その情報は偽だ。)

「fake」のスラングとしての意味と使い方

「Fake off」

何もしないで時間を無駄に過ごす。

「We faked off at the restaurant.」
(私たちはそのレストランで、時間を無駄にした。)

「Fake out」

トリックを使って人を騙す。

「He faked me out.」
(彼は私を騙した。)

ポケモンのゲームの「ねこだまし」も「fake out」この言い方です。

トランプ大統領の口癖「Fake News!」

fake
トランプさんの口癖でアメリカの流行語の「fake」ですが具体例を見てみましょう。


「FAKE NEWS – A TOTAL POLITICAL WITCH HUNT!」
(偽ニュースー完全な政治的魔女狩りだ!)


「We will fight the #FakeNews with you! 」
(我々はみなさんと偽ニュースと戦う!)


「I am thinking about changing the name #FakeNews CNN to #FraudNewsCNN!」
(俺は偽ニュースCNNから詐欺ニュースCNNに名前を変更しようと考えている)

トランプさんは彼を批判するメディアを「fake news」と呼んでいます。

「Fake」以外の話題の言葉

fake
トランプさん関係の言葉は他にもいろいろ話題になりましたので、いくつか見てみましょう。

・「MAGA」
「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大にしよう)の略語で、大統領選挙中のトランプさんのスローガンでした。

・「Trump Will Make America Grate Again」
(トランプはアメリカを再び粉チーズのように粉々(駄目)にする)
「Grate」は、「チーズを粉チーズにする」です。
トランプさんを批判するもので、先程の「MAGA」を引き合いに出したものです。

・「Dump Trump」(トランプを廃棄せよ)
「Dump」は廃棄する、語尾の「P」が韻になっています。

・「President Obama gone to tapp my phones」
(オバマ大統領は俺の電話を盗聴していた)
「Tap」は「たたく」など意味がありますが、盗聴するという意味もあります。
3月4日のツイートの一部、「tapp」はスペルミスです。

・「Covfefe」
「Despite the constant negative press covfefe」
(継続的なネガティブなプレス・コブフェにも関わらず)
5月31日のツイートですが、この単語は存在しませんので「coverage」のスペルミスです。

・「Alternate fact」(もう一つの事実)
トランプさんの顧問ケリーアン・コンウエイさんの言葉、トランプさんの就任式の群衆が少なかったにもかかわらず、「過去最大」と言うホワイトハウスの言葉を「もう一つの事実」で正当化しました。

まとめ

「fake」は流行語になっているので、使い方を覚えてください。

トランプ用語はアメリカ人との雑談、ジョークなどで話題に出来ます。

トランプ大統領のツイートや発言などは話題になり、よく使われる言葉になりますので注目しましょう。