「くわばら、くわばら!」――嫌なことが起こらないようにそっと唱える人もいますよね。
今回は英語でこの言葉を表現してみたいと思います。
「Knock on wood」の正しい意味
「Knock on wood」は「幸運が訪れますように」、「悪いことが起きませんように」という意味を込めて身の回りの木の製品(テーブルや椅子など)を叩く時に呟かれる言葉です。
日本語では「くわばら、くわばら」が一番近いと思いますが、「くわばら」は悪いことが起きた時に「これ以上悪いことが起きませんように」という意味を込めて使いますよね。
「Knock on wood」は悪いことが起きた後にも、良いことが起きた後にもどちらにも使えます。
「Knock on wood」の正しい使い方
例1:It hasn’t rained yet, knock on wood.
雨まだ降ってなくて良かった。(これからも降らなきゃ良いな)
例2:I was bit by a dog. I run away in hectic.
この前犬に噛まれてさ。超必死に逃げたんだ
Hahaha!…sorry, it’s not funny at all. Knock on wood.
ははは!・・・ごめん、全然笑えないね。(人の不幸を笑ってしまいましたがバチが当たりませんように)
例3:I haven’t been absent school this year. Knock on wood.
今年は学校無欠席なんだ。この調子で頑張るよ。(こらからも健康で学校に毎日通えますように)
「Knock on wood」はその時その時で日本語訳が変わります。
良いことが起きたならそれがずっと続くように、悪いことが起こったならそれがもう起きないように、おまじないする言葉ですね。
「Knock on wood」の言葉の由来
この言葉が使われ始めたのは20世紀前半。
当時の英語圏では木には精霊が宿っており、その木をノックして自分の存在を精霊に告げると幸運が舞い降りると信じられていました。
また、その精霊は悪いことが降りかからないように計らってくれる力があると信じられており、人の悪口を言ってしまった時や自慢話をしてしまった時に、バチが当たらないように木の精霊にノックしてお願いをした、という所からこの言葉が出来たという説もあります。
ちなみにこの木の精霊を信仰する文化は現在アイルランドで色濃く残っており、言葉自体は他国の英語圏のネイティヴスピーカーにも広く使われています。
関連語
I’ll keep my fingers crossed.
(人に向かって)幸運を祈るよ
Good luck!
頑張って!(幸運を祈るよ)
Break a leg!
幸運を祈ってるよ!
I’m sure everything will work out somehow.
なんとかなるよ
You can do it!
大丈夫だよ!
まとめ
今回は英語圏の文化から生まれた便利なフレーズを使ってみました。
またひとつあなたのボキャブラリーが増えましたね!
knock on wood!