【スラング英語の教科書】hipsterの意味と正しい使い方

街を歩いていて、あの人ちょっと個性的なファッションをしている人だなと思ったら…その人はhipsterかもしれません。hipsterとは、どんな人なのでしょうか。アメリカのネイティブのトレンドワードでもあったhipsterが日本にも渡ってきているので、今回はそのhipsterについてご紹介します。

1 【スラング英語の教科書】hipsterの意味と正しい使い方
2 hipsterの意味と読み方
3 hipsterの成り立ち
4 hipsterを使った会話文
5 hipsterが好きなもの

【スラング英語の教科書】hipsterの意味と正しい使い方

hipsterの意味と読み方

hipsterとは、個性的もしくは奇抜なファッションをしている人で、おしゃれや流行に敏感で新しいものを好む若者のことを指す言葉です。様々な特徴がありますが、人とは違った思想やカウンター・カルチャーや芸術、インディーな文化が好きです。そして、大衆的なエンターテイメントや自分の趣味と合わないものを批判する人が当てはまります。主にニューヨークやシカゴ・サンフランシスコなどの大都市に多く、ヨーロッパでもそのスタイルが流行しました。

日本人のイメージで言うならば、意識が高いオシャレなサブカル好きの若者といった感じですね。

Hipsterに対しておしゃれなイメージを抱く人もいるでしょうが、この言葉は、時折皮肉を込めて使われることもあります。誰も知らないようなマイナーな音楽を聞いて、先取りしていると勘違いして、一般人を見下している人々というような意味合いを込めて使われていることも覚えておきましょう。

hipsterは、「ヒップスター」と読みます。

hipsterの成り立ち

・1920～1960年代のhipster

hipsterの語源は、アメリカの1920年台に遡ります。「Hip」という、その当時の文化や世相を表す「ジャズ・エイジ」で誕生し、当時の流行に敏感な人達を指す言葉に起因しています。そのため、ジャズ通という意味の時もありました。また。当時アヘンを意味していた「Hop」が変化して生まれたという説や「Hippi」という誰かを目覚めさせるという意味の言葉からできたという説などがあります。

そして、1950年台にはアメリカの詩人アレン・ギンズバーグやノーマン・メーラーなどによってhipsterが言及されるようになり、その当時では「現代の感覚に敏感な人」や「本当の感覚を持っている人」などと、今とはまた違った意味合いで使われていました。そして、1960年代では、あの「Hippie（ヒッピー）」の語源ともなったと言われています。
・1990年代以降のhipster

1990年代になると今と同じような意味合いで使われるようになりました。ニューヨークで、当時、労働者階級のキャップをしてタトゥーをし、アビエイタータイプのサングラスをする白人がhipsterと呼ばれ、2010年代になると、いい大学を出ていて、ITにも精通した、物事を斜めに見ている都会の若者という意味でトレンドになりました。

hipsterを使った会話文

では、このhipsterを会話の中で使いこなせるようにしていきましょう。いくつかの例を挙げてみましょう。

例：I have a very hipster OOTD.
訳：今日のコーデ、かなり攻めてる（個性的）でしょ。

補足ですが、OOTDとはOutfit Of The Dayの略で、今日のコーデ・服装などという意味になります。SNSなどでもよく使われるスラングですので、覚えておくことをおすすめします。

例：’Dude, what’s wrong?’
訳：「よぉ、元気ないな、なんかあったの？」

例：’I looked my crush was walking with an unknown hipster.’
訳：「好きな子が俺の知らないヒップスターと歩いているのを見たんだ。」

hipsterが好きなもの

Hipsterが好きなものをいくつかご紹介します。

・MacBook Air

メディアやテクノロジーにも詳しいhipsterはMacBook Airを好みます。

・American ApparelやMarc Jacobs

都会に住むhipsterはAmerican ApparelやMarc Jacobsなどといったブランドが好きで、そういったブランドの古着をよく着ています。ファッションとしては、チェックのシャツが好きで、スキニージーンズやパンツを履いています。