‘I wanna be with you. ‘ 洋画や洋楽を鑑賞中に、こんな言葉を聞いたことがあるのではないですか?これは、「あなたといっしょに居たい」という意味ですが、よく聞くこの文言には、ネイティブが日常生活の中で使うある単語が含まれています。それは、wannaです。今回は、そのwannaについてご紹介します。
目次
【スラング英語の教科書】wannaの意味と正しい使い方
一般的なwannaの意味
wannaとは、want toをネイティブが速く話すうちに縮められ、want to の省略形です。
wannaは、want to と同じで「〇〇したい」という意味になります。そのため、自分の計画や願望などを伝えたい時に使うことができます。
例:I wanna tell you about my family in the US.
訳:アメリカにいる家族のことを君に話したい。
wannaの読み方・使い方
wannaは「ワナ」と一般的に読みます。
では、なぜwant toは「ウォントトゥー」と読むのに、wanna「ワナ」と変化したのでしょうか。ネイティブが発音すると、want toのnとtは舌の位置が同じで、nは強い音なので、ntが続くと、tの発音が消えてしまいます。
そのため、wan-toとなり、そして、toのoは「ア」と「ウ」の中間のような発音をするため、最終的にwan-naという発音になるのです。
使い方としては、wannaはくだけた表現であるため、親しい仲間や友達同士でのメールやSNSなどでは、よく使われます。
また、文法としては、wannaの後には「〜したい」の〜に当てはまる動詞の原形が入ります。
例:I wanna go to a convenience store.
訳:コンビニに行きたいです。
wannaを使うときに注意すること
先程述べたようにwannaはくだけた表現で、会話に使われる言葉です。そのため、スピーチやビジネスにおける書類などでは、wannaではなくwant toが用いられます。
間違えて大事な取引先のメールなどでwannaを使ってしまうなら、相手は理解できても、無礼な人と思われてしまうかもしれないので、よく注意しましょう。
また、「彼・彼女は○○したい」と言いたい時に、「He wanna …」または「She wanna …」としてしまうと、これは間違いになってしまうので気をつけましょう。
この場合、正しくは「He wants to …」もしくは「She wants to …」というのが正しく、wants to の短縮形がwannaとはならないためです。
友だちを誘う時のwanna
wannaは、do you want toの略語としても用いることがあります。特に、アメリカの若者の間では、友だちを誘うときに、このwannaをよく用いて質問します。
例:Wanna go out tomorrow?
訳:明日遊べる?
例:Wanna go to the movie with us?
訳:俺たちと映画に行かない?
ネイティブのwannaを使ったメール
ネイティブによるメール、特に若者のメールでは、いろんな単語やフレーズを短縮した形で送り合っています。
その一つにwannaも含まれています。例えば、’I want to go to Osaka with my girlfriend.’と言いたい時に、’wanna go 2 Osaka w ma GF.’などと送ることがあるのです。
Iは省略され、want toはwannaに、go to はgo 2に、withはwに、my girlfriendはma GFとなっています。
このようにかなり省略されることがあるので、もし送られてきたときに理解できるようになると会話もスムーズにいくでしょう。
Wannabeの正しい使い方
Wannabe(ワナビー)は「○○になりたがっている人」または「志望者」という意味になります。
そして、「I want to be…」(…になりたい)という言葉が「I wanna be…」になり、「Wannabe」だけが切り取られた形になります。
ニュアンスとしては「今とは異なるものになりたいと思っている人」のことを指します。また「不可能なことを目指している人」というネガティブな意味合いでもよく用いられます。
例:He is just an actor wannabe.
訳:彼はただ俳優の真似事しているだけで、本当になるのは無理だ。
まとめ
【スラングの教科書】wannaの意味と正しい使い方
・一般的なwannaの意味
・wannaの読み方と使い方
・wannaを使うときに注意すること
・友だちを誘う時のwanna
・ネイティブのwannaを使ったメール
・Wannabeの正しい使い方