【スラング英語の教科書】vibes(バイブス)の意味と正しい使い方

今回はスラングの表現としてよく洋楽でも見かける”vibes”についてご紹介します

【スラング英語の教科書】vibes(バイブス)の意味と正しい使い方

一般的なvibes(バイブス)の意味

【スラング英語の教科書】vibes(バイブス)の意味と正しい使い方
「vibes」とは、「その場の雰囲気」または「フィーリング」という意味になります。

ある特定の場所に行ったり、特定の歌を聞いたり映画を見たりすることで感じる感情を指す言葉です。

レゲエなどの音楽の世界ではよく「ノリ」の意味でも使われたりしています。

また、「雰囲気」のほかに「気分」や「テンション」といった意味もありますので、「テンション高い」のことを「バイブス高い」と言われたりしています。

【かんたん英会話】「テンションが高い」「テンションが低い」って英語でなんていう?

例:”Whenever I’m tired, I listen to ‘Yesterday Once More” by Carpenters.”
“Why?”
“Somehow it gives me nostalgic and relaxing vibes. Maybe because my mon used to enjoy listening.”

訳:「疲れたときは、いつもカーペンターズのYesterday Once Moreを聞くんだ」
「どうして?」
「なんか、懐かしくてリラックスした気分になれるんだ。たぶん、お母さんが好きな曲だったからかもしれないね」

vibes(バイブス)の元々の意味

vibes、vibe(単数形)はもともと、vibration(振動)という単語が短縮されてできたものです。

vibrationには、単純な振動という意味の他に、人の感情を揺さぶる衝撃、感覚的反応、などを表します。

vibrationの短縮系であるvibesにも同じ意味があり、感情的な反応やその場の雰囲気を指す言葉として定着しました。

vibesの使い方

vibesは、形容詞を伴わず単体で使われる場合、良い意味にも悪い意味にも使うことができる、少々紛らわしい言葉です。

例1:”This place has such a vibe. I like it.”
訳:「この場所はいい雰囲気だね。居心地がいい」

例2:”Man this place has such a vibe. I want to get out of here.”
訳:「うーん、この場所はなんか嫌な感じがする。出て行きたいな」

上記のように両方の意味で使うことができるので、迷ったときは相手の表情やその後に続く言葉を聞いて判断する必要があります。

vibesの他の意味

vibesには、空気や雰囲気の他に、言葉では表さない感情・反応という意味で使われることもあります。

たとえば、気に入った異性にアピールするときにするウィンクや笑顔、嫌いな人にあったときに浮かべる嫌な表情、それらもvibesと呼ばれます。

例:”Look at that guy! He likes me because he winked at me!”
“Well, I don’t see such a vibe.”
訳:「あの男の子、私のことが好きなんだわ!だってさっき私に向ってウィンクしてきたもの」
「うーん、そんな風には見えないけどね。」

「雰囲気」を表す他の単語

雰囲気の類義語としては、atmosphereという単語があります。

atmosphereは「空気・雰囲気」という意味の単語で、vibesと同じ意味で使えます。

例:Our workplace is filled with friendly atmosphere.
訳:わたしたちの職場は、フレンドリーな雰囲気で満ちている。

まとめ

【スラング英語の教科書】vibes(バイブス)の意味と正しい使い方
・一般的なvibes(バイブス)の意味

・vibes(バイブス)の元々の意味

・vibesの使い方

・vibesの他の意味

・「雰囲気」を表す他の単語