Merryの正しい意味と使い方 – クリスマスに役立つ様々な英語表現

12月は日本もアメリカもクリスマスシーズンです。

日本でもおなじみの、”Merry Christmas”(メリークリスマス)ですが、アメリカでは、最近あまり使われない表現になっています。

もちろん、まったく使われないというのでなく、また、その使われ方にも変化が出てきています。

今日は、merryの意味と用法、そして、”Merry Christmas”の使い方、クリスマスシーズンに役立つ英語表現を紹介します。

“Merry Christmas”のMerryとは?

Merry Christmas
merryは「陽気な、明るい、楽しい」などの意味があります。

でも、日常会話ではあまり聞きません。

”Merry Christmas”で使われるちょっと古い単語というイメージです。

“Merry Christmas”を丁寧にした言い方に“I wish you a merry Christmas”があります。

この、”Merry Christmas”は今ではあまり使われず、”Happy Holidays”に変わってきています。

”Merry Christmas”があまり使われなくなった理由は、イスラム教、ユダヤ教らクリスマスを祝わない他宗教に配慮してです。

もちろん、このことに不満を感じるキリスト教徒も多く、トランプ大統領は”Happy Holidays”でなく”Merry Christmas”と、呼びかけています。

しかし、現在では”Happy Holidays”という言い方が一般的で、11月下旬の感謝祭からクリスマスの期間まで使われ、12月26日から”Happy New Year”になります。

もちろん、キリスト教徒には”Merry Christmas”で問題ありません。

Holiday cardに使える表現

Merry Christmas
“Happy Holidays”という呼び方が多くなり、”Christmas card”から”Holiday card”が一般的になっています。

アメリカでの”Holiday Card”は明るく楽しい表現が、好まれます。

以下に、良く使われる表現を紹介します。

joy

「喜び、うれしさ」です。


“May the holiday season fill your home with joy”
「ホリデーシーズン、お家が喜びで覆われますように」

ホリデーカードに多用されるmayが主語の前や文の先頭に来る言い方は古風な表現ですが、「〜することを願っています」みたいな感じです。

happy

happy は”Happy thanksgiving”や”Happy New Year”など、多用されます。


“Have a happy holiday season!”
「お幸せなホリデーシーズンをお過ごしください!」

wish

wishは動詞と名詞の両方でつかわれます。

例1
“Best wishes for a happy holiday season.”
「お幸せなホリデーシーズンを願っています!」

例2
“Wishing you all a happy and wonderful year”
「みなさまの幸せで、すばらしい新年をねがっています。」

love

loveも好んでよく使われます。


“Wishing you a great new year of love and peace.”
「愛と平和の素晴らしい新年をねがっています」

thank

感謝の気持ちも表しましょう。


“Thank you for everything this year.”
「今年、したいただいたことすべて、ありがとうございました」

全体的には、今年の感謝を述べ皆様の幸せを祈るメッセージや来年への期待を書くのが良いと思います。

アメリカで人気のChristmas Carols

Merry Christmas
“Christmas carol”とはクリスマスシーズンに歌われる曲のことです。

アメリカでの人気のある歌をみてみましょう。

White Christmas

1940年代よりアメリカで歌われている曲です。

単純でゆっくりした歌いやすい曲ですので、英語学習中の日本人のカラオケソングに向いています。

(歌詞より)
“I’m dreaming of a white Christmas”
「ホワイトクリスマスを夢見て」

(歌詞より)
“Just like the ones I used to know”
「昔よく知っていたようなホワイトクリスマス」

“just like ~”は「~のような」、”used to” は「以前~をよくした」です。

Rudolph the red-nosed reindeer(赤鼻のトナカイ)

日本でもよく知られた曲です。

(歌詞より)
“Rudolph the Red-Nosed Reindeer had a very shiny nose.”
「ルドルフは赤い鼻のトナカイ、輝く鼻がありました」

(歌詞より)
“And if you ever saw it You would even say it glows.”
「そして、それをみれば、赤く光り輝いているとさえ言うでしょう」

Deck the holes

日本語のタイトルは「ひいらぎかざろう」で、イギリスのウエールズ地方の曲です。

(歌詞より)
”Deck the hall with boughs of holly, Fa, la, la, la, la, la, la, la, la!”
「ひいらぎの大きな枝で広間をかざろう、ララララララララ」

“deck”は「飾る」、”hall”は「ホール(広間)」、”bough”は「大きな枝」、”holly”は「クリスマスツリー用のひいらぎという木」です。

アメリカで毎年クリスマスに放映される”A Christmas story”という映画では、中国人がこの歌を歌い、laの発音を直される場面がありますが、laの発音ができない日本人にも考えさせられる場面です。

Feliz Navidad

スペイン語でメリークリスマスのことです。

1970年代より歌われ、ラテン系の人口増大により、よく聞かれるようになった歌のひとつです。

歌詞は単純です。

(歌詞より)
”Feliz Navidad ”
スペイン語で「メリークリスマス」です。

(歌詞より)
”Prospero año y felicidad” 
英訳すると”a prosperous year and happiness”
「豊かな年と幸せを」スペイン語の歌詞です。

(歌詞より)
“I wanna wish you a merry Christmas
From the bottom of my heart”
「心からメリークリスマスを望んでいます」

この歌ではこの歌詞が繰り返されます。

以上の曲はよく聞く曲ですので、検索して歌詞を覚えて、できればクリスマスの時期のカラオケソングのレパートリーにしてください。

日本で人気の洋楽クリスマスソングの歌詞は?

日本で人気のクリスマスの洋楽で、マライア・キャリー”All I Want for Christmas Is You”の歌詞を見てみましょう。

(歌詞より)
“I don’t care about the presents Underneath the Christmas tree”
「クリスマスツリーの下にある、プレゼントなんで気にならない」

アメリカでは、クリスマスツリーの下にgifts(プレゼント)を置く習慣があります。

(歌詞より)
“Make my wish come true”
「私の願いを実現させて」

よく聞く表現です。

(歌詞より)
“Santa Claus won’t make me happy
With a toy on Christmas day”
「クリスマスのサンタのおもちゃでは、幸せにならない」

(歌詞より)
“I don’t want a lot for Christmas
There is just one thing I need”
「クリスマスにたくさんはいらない、私がほしいいのは、ただ一つだけ」

(歌詞より)
“All I want for Christmas is you”
「クリスマスにほしい、すべての、それはあなた」

サンタやプレゼントでなく、恋人への愛情が強くこもった歌詞です。

まとめ

音楽、プレゼントに食事と楽しいクリスマスを”Happy Holidays”と挨拶して、キリスト教徒には”Merry Christmas”と言いましょう。

ホリデーカードは、クリスマスカードと年賀状を合わせたようなカードで、明るく楽しく来年への期待を書きましょう。

街にはクリスマスソングがあふれますが、英語での歌詞を理解しカラオケで歌えると楽しいですね。

では、素晴らしいクリスマスを!

Happy Holidays!