鹿児島のカメムシ大量発生のニュースを見て、虫嫌いの方なら背筋が凍り着いた方も多いかもしれません。鹿児島に限らず、全国でもカメムシを今年よく見かけるという声が多いようです。
部屋干しのコツを熟知し、外で洗濯物を干すのを避けることによって、家庭でのカメムシの被害を最小限に抑えることが出来ます。
目次
カメムシを見たくない、触りたくないなら洗濯は部屋干しが最良
市販のグッズは賛否両論!効かない可能性も
カメムシが多い時期、洗濯物を取り込むときに衣類にカメムシがひっついているのを見かけます。気づかずに、そのままカメムシを家の中に取り込んでしまうことも…。
そこでカメムシから洗濯物を守ろうと忌避剤やネットの導入を考えている人、またはすでに導入してみた人もいるかもしれません。効果を感じて何の支障もなく洗濯を干せているなら問題ないと思いますが、忌避剤やネットは完全にカメムシを遮断できるわけではありません。
また、それらグッズのネットの口コミなどを読んでいると、カメムシの種類などによって「効かない」と言った声もあるようです。
部屋干しのコツを掴んでやり過ごそう
洗濯物にカメムシをつけないためには、ベランダや庭に極力出ず、外に洗濯物を干さない選択をすることで不快感を減らすことができます。カメムシはどんな隙間でも入ってくるので、少しでもドアの開閉の機会を減らすことは、部屋への侵入の可能性も減らしてくれます。
しかし、部屋干しには対しての不安も多いと思います。部屋干しのコツ、改善策にはどのようなものがあるのでしょうか?
部屋干しで心配なのは臭いと湿気、乾くかどうか
生乾きの臭いの原因が洗濯機にあることも
部屋干しの前に、一度洗濯機のお手入れをしましょう。中のネットを掃除し、洗濯槽の掃除を洗濯機の説明書を見ながら正しく行います。そのときに洗濯槽洗浄用の漂白剤や洗剤を使うことになると思いますが、最近は数時間で完了する商品もあります。これで部屋干しによる臭いを軽減させることがあります。
衣類に蓄積された汚れ
部屋干しの臭いは衣類に蓄積されたよごれが原因になることがあります。その場合、「部屋干し用洗剤」に、重曹小さじ1をパラパラと追加します。
さらに酸素系漂白剤を、洗濯機の使い方通りに、指定の分量入れて選択します。これでかなり臭い、さらには落ちにくかった汚れまできれいになることがあります。酸素系漂白剤は衣類によって使えないものもあるので、衣類の表示もよく見ながら使いましょう。重曹ではなく、柔軟剤を使うということもできます。
湿気やカビが心配?部屋干しでの干し方と干す最適の場所
部屋に干すときですが、部屋に干すスペースを確保するための道具は何かしら必要になります。ホームセンターや通販などで大きさを見ながら購入します。エアコンやドアなど、家の一部分に取り付けられるものもあります。突っ張り棒を使うのも悪くはないでしょう。
できるだけ部屋の真ん中に干すことがいいでしょう。無理ならなるべく壁から離して干しましょう。換気の環境が整っていれば、浴室に干すということもできます。窓際やカーテンレールは不衛生なのでやめておいた方が賢明です。エアコンや扇風機、サキュレーターなどの風を当てるのも悪くないですね。
外に干すときよりも、衣類の間隔を開けて干すことを意識しましょう。
除湿器、乾燥機を導入するという方法もあります。湿気やカビなどが心配なら大変有効に活躍してくれます。しかし除湿器、乾燥機で電気代が高くついてしまう、ということもあるようです。省エネのものを選んだり、時間を制限して使ったりするなど、電気代を節約したいなら工夫が必要です。
ほんの少しの間の我慢
洗濯物にカメムシがついてしまうのは、ほんの一時期のことです。寒くなれば次第に被害は減っていくことでしょう。部屋干しのコツを身につければ、雨天時、梅雨などの時期にも役立ちます。この機会にぜひ、部屋干し技術を自分のものにしてしまいましょう。