「freak」は学校や受験では習わない単語ですが、アメリカ人の日常会話ではよく使われます。
もともとは奇形の人に使われてた歴史を持つ言葉、今でも動物や植物の奇形には使われています。
その後は1960年代のヒッピー文化のスラングとして使われ、今ではアメリカ英語のスラングとして多様な使われ方をしています。
今回は「freak」の使い方について紹介します。
目次
「freak」の正しい意味と由来
この「freak」は「通常でない、変わっている」のニュアンスで人間に使われていました。
エレファントマンの名で知られる、ジョン・メリックも「freak house」(見世物小屋)で見世物にされていました。
今でも「freaky animal」(奇形動物)や「freaky plant」(奇形植物)などで使われていて、上の写真の変わったいちごのイメージです。
そして1960年代、ヒッピーと呼ばれる伝統的価値観を否定する人たちは自らを「freaks」と呼び始めました。
現代スラングでは主に「何かに熱中する人」の意味で使われます。
「freak」 の正しい使い方
「control freak」
「freak」を代表する使い方、心理学のスラングで「すべてをコントロール、管理しようとする人」です。
「My boss is a control freak!」
(俺のボスはコントロールフリークだ!)
「anime freak」
アニメオタクです。
オタクは「geek」や「nerd」が使われますが「freak」でも使えます。
「neat freak」
「きれい好き、掃除好き」です。
「Japan is very clean! 」
(日本はきれいです)
「Yes, we are neat freaks.」
(我々はきれい好きだからね)
こんな、会話は笑いを呼べそうでです。
「freak」の動詞としての使い方
「freak」は動詞としても使われますが「freak out」は有名なスラングです。
1960年代のロックバンドのマザーズ・オブ・インヴェンションがアルバムのタイトルで使っていて、今でもポップミュージックの歌詞では使われています。
現代英語では「怒り狂う、パニックになる」などのスラングです。
「if you stole it,your boss would freak out」
(それを盗んだのなら、ボスは怒り狂うぞ)
「Every time I see a cockroach, I freak out」
(ゴキブリ見るたびに、パニックになるの)
「freaking」の正しい使い方
「freak」に「ing」をつけた「freaking」は日常会話に登場します。
「fucking」の代用として、少し丁寧な(?)強調の言葉です。
「I am freaking happy」
(すごい幸せだよ)
「I am freaking hungry」
(すごいお腹空いてる)
まとめ
「freak」の歴史を振り返るとヒッピーなどの変わり者を表し、そしていまではユーモアのあるスラングに変わってきました。
あくまでもスラングですので、使える場所を間違えなければ、英語ネイティブのように聞こえる単語の一つです。
ぜひマスターしましょう。