ドイツ語についての記事をいくつか書いてきましたが、今回はよく使う簡単なドイツ語のフレーズを紹介していきます。
ドイツ語ができない人でも、ドイツ語圏に行ったときに下手でもドイツ語を話したら相手も好感を持ってくれます。
実際にドイツに行ったときによく聞いた、言ったフレーズを紹介します!
目次
あいさつ -「こんにちは」にも様々な方言が!-
ホテルのフロントでもレストランやカフェでも人に会うときは挨拶から始まります。
“Guten Tag(グーテンターク)”は聞いたことがある方も多いと思いますが、ドイツ語でもハロー「Hallo」ということができます。
ところがこの「こんにちは」というフレーズ、ドイツ語には方言が結構あるんです。
私がいた北部の地域ではMoin(モイン)と言うことがよくあります。
しかし南東部のバイエルン地方やオーストリアではServus(セアブス)と言いますし、南西部バーデンビュルテンブルク地方ではGrüß Gott(グリュースゴット)と言います。
スイスではGrueezi(グリュエツィ)とも言うらしいです。
ここまで地域であいさつが違うのもドイツ語の面白さだと思います。
超万能な単語Bitte(ビッテ)
別な記事でも少し紹介しましたが、このbitteという単語、かなりよく使います。
まず一つ目は「どうぞ」という表現です。
例えば相手が「パスポートを見せてください」だとか、「ノート貸して」と言ってきたときに”Bitte”といいます。
カフェやレストランでウェイターの人が品を持ってくるときはもう少し丁寧に”Bitte schön”と言ってきます。
「~してください」というときもbitteを使います。
「座ってください」なら”Setzen Sie sich, bitte(ゼッツェンズィーズィッヒビッテ)”という風になります。
「どういたしまして」も”Bitte”といいます。
また、英語でいう”Pardon?”も”Bitte?”もしくはより丁寧に”Wie bitte?(ヴィービッテ)”といいます。
このように、bitteは様々な場面で登場してくる単語です。
レストランやカフェでの会話フレーズ①(注文したいとき)
旅行先ではレストラン等にも行くと思います。
そこで使えるフレーズを紹介します。
基本的にドイツでは頃合いを見てウェイターの人が来てくれるのですが、なかなか来てくれない時には日本同様、「すみません」といいます。
これを”Entschuldigung(エントシュルディグング)”もしくは省略して”Schuldigung(シュルディグング)”といいます。
もちろん手を挙げてウェイターの人を呼ぶのもいいのですが、パーの状態で手を上げず、人差し指一本だけを立てるだけなどにしましょう。
これはパーの状態で挙げるとナチス式の敬礼になってしまうので、ドイツではタブーとなっているためです。
注文をするときもいろいろ言い方があります。
一番簡単な言い方はお馴染みの”bitte”を使うものです。
例えば「ビールを1つください」というときは”Ein Bier, bitte(アインビアービッテ)”といいます。
他には”nehmen(ニーメン)”という動詞を使うものです。
“Ich nehme 〇〇(イッヒニーメ)”というと、直訳すれば「私は〇〇(料理の名前など)にします」という意味になります。
直訳は少し違和感があるかもしれませんが、これも一般的に使われている表現です。
より丁寧に言うときには”Ich hätte gern(イッヒヘッテゲァン) 〇〇”といいます。
レストランやカフェでの会話フレーズ②(店から出るとき)
食事などが終わり、店から出るときにもよく使うフレーズがあります。
「お会計をお願いします」というときは、”Zahlen bitte(ツァーレンビッテ)”もしくは”Ich möchte bezahlen(イッヒメヒテベツァーレン)”といいます。
二人以上で来ているときはウェイターの人が”Zusammen oder getrennt?(ツザメンオーダーゲトレント)”と質問してくることが多いです。
これは「(会計は)一緒(zusammen)ですか?別々(getrennt)ですか?」と言っています。
答えるときは”Zusammen (bitte)”もしくは”Getrennt (bitte)”といいましょう。
まとめ
今回は旅行に行く際に使えるフレーズを少し紹介しました。
もちろん英語でも伝わらないことは基本的にはないので問題ないのですが、ドイツ語を少しだけでも覚えて、旅行を楽しんでください!