足のかかとの部分の筋のことをアキレス腱と呼びますよね。
今回はこのアキレスという単語を使ったAchilles heelというスラングについてご紹介します。
「Achilles heel」の正しい意味
Achilles heelとは「(唯一の)弱点」という意味です。
そこから転じて「誘惑されやすい」という意味で使われることもあります。
「Achilles heel」の正しい使い方
History has always been my Achilles heel.
(私の弱点はいつも歴史だ → 私は歴史が苦手だ)
Their team’s defense was its Achilles heel.
(彼らのチームの弱点はディフェンスだ)
Peanuts butter cup is the dieter’s Achilles heel.
(ピーナッツバターケーキはダイエッターの誘惑を誘う → ピーナッツバターケーキはダイエッターの敵だ)
「Achilles heel」の由来
ギリシャ神話の英雄として知られるアキレウス。
アキレウスの母は彼が赤ん坊のころ、彼が不死身の体になるようにと赤ん坊であるアキレウスを死者の魂の宿るステュクス川に入れました。
その際足首をつかんで川に入れたのでかかとの部分がうまく水に漬かっておらず、アキレウスはのちに弓矢でかかとを打たれて死んでしまったそう。
そのことから弱点という意味が生まれるようになったと言われています。
関連語
Weak spot
弱点・特に弱いところ
Weak point
弱点・苦手なもの
Weak side
弱点・苦手な分野
今回は神話に基づいたAchilles heelというスラングを紹介しました。
日本語の「アキレス腱」もこの神話のエピソードが由来だそうですよ。
それではまたお会いしましょう!