【かんたん英会話】様々な場面の「うざい」を意味するフレーズ19選

「うざい」と一言で言っても、人の口癖や行動にイライラさせられた時の「うざい」や、物の機能が不便なときの「うざい」、宿題や仕事が面倒臭いときの「うざい」などなど、「うざい」と感じるときのシチュエーションはさまざまです。

「うざい」と感じた時に、適切な英語表現を使い分けられるようになると、かなりな英語上級者といえるでしょう。

人に対してのうざい

人に対して「うざい!」と感じてしまう時は誰にもあるものです。「この人うざい!」と言いたいときに便利な英語表現は以下の通りです。

annoying

「うるさい」「うざい」「イライラさせる」そんな表現の代表格がannoyingです。

例:”You are annoying!”
訳:あんた、うざい!

annoyingは形容詞ですが、動詞のannoyも同様に、うざい人などを表現する時に使えます。

例:”She always annoys someone with stupid questions.”
訳:彼女はいつもくだらない質問をして人をイライラさせている。

bug

bugは「虫」という意味が広く知られていますが、動詞には「人をイライラさせる」「うるさく悩ませる」の意味もあります。

自分の回りを虫がブンブン飛んでうざい!という場面を想像すると、覚えやすいですね。

例:”Stop bugging me.”
訳:いい加減にして。

push one’s buttons

”push one’s buttons”は「(人を)怒らせる」という意味です。

直訳すると「(人の)ボタンを押す」ですが、転じて「(人の)怒りのボタンを押す」ということを表します。

例:”He really knows how to push my buttons.”
訳:彼は私の苛立たせ方をよく知っている。

persistent

「しつこくてうざい!」というときには、persistentを使います。

例:”How persistent he is!”
訳:彼はなんてしつこいの!

persistentには「しつこい」だけではなく、「粘り強い」というポジティブな意味もあるので注意しましょう。

例:”If you make persistent efforts, you will be able to do it.”
訳:粘り強く頑張れば出来るようになるよ。

物に対してのうざい

うざい 英語
すぐ故障する機械や、起動の遅いパソコンに対して「うざい」と思うときがありますね。物が思い通りに動いてくれず、「うざい!」と感じてしまうときの英語での表現方法です。

irritating

イライラさせられたときに、ネイティブ・スピーカーがつい口に出してしまう単語の一つがirritatingです。

例:This old PC is very slow. It is irritating.
訳:この古いパソコンは起動がとても遅い。イライラするよ。

irritatingは「イライラさせる」という意味ですが、変化形のirritatedは「イライラした」という意味になります。

例:“I am irritated by the noise.”
訳:その音にイライラする。

get on one’s nerves

神経にさわる、人の神経を逆なでする、というニュアンスでの「うざい」には、”get on one’s nerves”が使えます。

nerveは「神経」という意味で、”get on one’s nerves”は「人の神経にさわる、人の神経を逆なでする」という意味です。

例:”A mosquito was in my bedroom last night. It was really getting on my nerves.”
訳:昨夜ベッドルームに蚊がいたの。すごくうざかった。

面倒くさいときのうざい

何かをしなくてはいけないけれど面倒くさい、心配事やトラブルがあって面倒くさい。そんな面倒くさいときの「うざい」を表現してみましょう。

bother

行動などを邪魔されて面倒くさいときは、botherを使います。

例:”Oh, bother it!”
訳:ああ、うざい!

ちなみに、よく使われる”I am sorry to bother you”というフレーズには「何かをしている人に、別のことで面倒をかけて申し訳ない」というニュアンスがあります。

hassle

何かをする際に、その手間暇が面倒くさい、うざいという場合はhassleを使います。

”it’s such a hassle”という形にして使われることが多いです。

例:”I don’t want to move into any place. It’s such a hassle.”
訳:どこにも引っ越したくない。引っ越しって面倒くさいんだもん。

pain in the neck

直訳で「首の痛み」という意味のフレーズですが、”pain in the neck”を使って「面倒くさくてうざい」という感情を表現できます。

日本語に「(悩み事などで)頭が痛い」という表現がありますが、これにかなり近いニュアンスです。

例:”Cooking every day is such a pain in the neck.”
訳:毎日料理をするのは面倒だ。

類似の表現に”pain in the ass”があります。実際に日常会話でも使われ耳にしますが、こちらは下品でくだけた表現となるため、あまり英語に慣れていないうちは使用を避ける方が無難です。もし使用する場合は、気心の知れた仲の良い友人に対してだけにしておきましょう。

また、”pain in the butt”というフレーズもありますが、”pain in the ass”よりは柔らかい表現です。どちらのフレーズも「お尻の痛み」という意味です。

例:”I’ve got to go there. It’s a real pain in the ass.”
訳:そこに行かなきゃ。マジで面倒くさい。

気持ち悪いときのうざい

人や物が不快だったり気味が悪かったりして、気持ち悪いときの「うざい」を表現できる言葉もあります。

disgusting

disgustingは不快感や嫌悪感を表すときの表現です。人に対しても物事に対しても使えまる便利な言葉ですが、きついニュアンスがあるので注意しましょう。

例:”He is disgusting!”
訳:あいつ、うざい!

例:”I want to block disgusting ads from this web site.”
訳:このサイトのうざい広告をブロックしたい。

creepy

creepyには「気味が悪い」、「うるさくて不快な」という意味があります。

例:”She calls me more than 10 times a day. That’s creepy.”
訳:彼女は1日に10回以上も電話してくる。気味が悪い。

鬱陶しいときのうざい

うざい 英語
どんより曇った鬱陶しい天気や、人が多過ぎて鬱陶しいなど、鬱陶しいという意味での「うざい」を表す英語表現もあります。

gloomy

gloomyは「鬱陶しい」「憂鬱な」等の意味で、人の他に天候や場所に対しても使える表現です。

例:”I think he is gloomy.”
訳:彼のことを鬱陶しいと思っている。

例:”It is gloomy weather.”
訳:鬱陶しい天気だ。

depressing

depressingは「気のめいるような」「(天候などが)鬱陶しい」という意味で、gloomyと非常によく似ています。

例:”This rain is really depressing.”
訳:この雨はとても鬱陶しい

尚、depressingではなくdepressionを使って”She has depression”とすると、「彼女は鬱病だ」という意味になります。間違って「彼女は鬱陶しい」と訳してしまわないように気を付けましょう。

be sick of

be sick of は「~が鬱陶しい」「~にうんざりいている」という意味です。

例:I am sick of too many people.
訳:人が多過ぎで鬱陶しい。

例:I am sick of being told off by my mother.
訳:僕はママのお説教にうんざりしている。

うるさいときのうざい

音がうるさい、人が騒がしい、口うるさい。「うるさくてうざい」ときの表現です。

noisy

「うるさい!」と言いたいとき、“Noisy!”の一言で表現することが出来ます。

noisyは人・場所・物に対して使える便利な表現です。

例:”What a noisy guy he is!”
訳:何てうるさい男なんだ!

loud

noisyと似ており、「うるさくて、うざい!」というときに使えます。

loudには「(音などが)大きい」という意味の他に「不快な、イライラさせる」という意味もあります。

例:”I can’t stand that loud voice.”
訳:あの大声には我慢できない。

nagging

noisy、loudは音などがうるさいことを表しますが、naggingは「(人が)口やかましくてうざい」ことを表現する言葉です。

例:”My wife is always nagging at me.”
訳:妻は口やかましい。

fussy

「細かいことにこだわってうるさい」というときにはfussyを使います。

例:”My boss is fussy about details.”
訳:私の上司は細かいことにこだわってうるさい。

fastidious

fastidiousは「口うるさい」という意味と「(何かに)こだわってうるさい」という意味を持ちます。

例:”She is fastidious about her food.”
訳:彼女は食べ物にうるさい。

fastidiousとfussyはほとんど同じ意味ですが、fastidiousには「潔癖な」という意味がありますが、fussyにはありません。

例:”My friend is a fastidious girl who vacuums three times a day.”
訳:友人は1日に3回も掃除機をかける潔癖な女性だ。

終わりに

「うざい」という感情は決してポジティブなものではありません。「うざい」と感じても、口には出さない方が良い場面も多々あります。

その一方で、状況などを改善するため、ハッキリと伝えなければならない場面もあります。ネガティブな感情だからこそ、誤解を招かない様に気を配り、シチュエーションに応じた適切な表現を選びたいですね。

いざというときのために、様々な「うざい」の表現方法をしっかりと身に付けておきましょう。